誕生秘話 海外で劇場に魅せられる
カブキグラス®
通算観劇回数300回を超える坂田直明(サンテプラス(株)代表)が様々な分野のニッポンの匠たちの協力を得ながら開発・商品化
海外駐在時にバレエやオペラの劇場文化に魅せられ、世界15カ国の数多くの劇場に足を運んだ。
前から3列目で見た時の臨場感、躍動感、迫力が忘れられず、どの席から見ても「席をアップグレードしたい」と感じていた。
双眼鏡を30個くらい買ったが、そのような感覚にはならなかった。
普通の双眼鏡では「手ブレして、まつ毛も当たる。ピントを合わせるのも難しく、役者が動いたらまたピントを合わなければならない。レンズも濁っていたり曇ったりする。双眼鏡の操作に気を使い、舞台に集中できない。」と困っていた。
自分自身の思い描く理想のスペックに向け、一切の妥協をせず、ニッポンの様々な分野の匠たちの協力を得ながら2年掛かりで開発。
究極のシアター&スポーツグラスを完成させた。
国産技術の粋を集めた「Made in Japan」の逸品として「日本発の世界向け商品に」という願いを込め「カブキグラス®」と命名し、2013年3月27日に日本橋三越本店にて発売開始した。
カブキグラスを使うことで舞台までの距離が1/4に近づいて見え、遠い席でも舞台との一体感や臨場感を感じることができる。
これこそが思い描いていた「席をアップグレード」という感覚。
カブキグラスの誕生により「もっと多くの人が劇場やスポーツ観戦に足を運び、文化やエンターテイメントが更に成熟していくこと」、そして「人生がアップレードされること」を切に願っている。
発売開始直後、いくつかの劇場から声が掛かり「劇場でのレンタルサービス」「販売」が始まった。
その後、その他の国内・海外の様々な名門劇場へも徐々に普及。プロスポーツのスカウトに導入されたり、旅行会社の推奨品になったり、電力会社や高速道路などのインフラの点検で活用され始めた。
商品開発者プロフィール
大の劇場好き
坂田 直明サンテプラス(株) 代表取締役
- 2013カブキグラス® 開発&発売開始
- 2007フレックスクッション® 開発&発売開始
- 2006サンテプラス(株)創業
- 2003フランスHEC Paris 経営大学院卒業(MBA)
- 1995立教大学社会学部卒業
1971年生まれ。大学時代は相撲部主将。1995年松下電器産業(株)(現パナソニック)入社。海外の販売網開拓に従事。2003年から日本ミシュランタイヤで営業部長等を歴任。2006年5月にサンテプラス㈱を設立。相撲の「股割り」をヒントにフレックスクッションを開発。フィットネス業界のヒット商品になる。海外在住時から観劇が趣味で2年かけてカブキグラスを開発。2017年から立教大学相撲部の監督も務め、2021年から総監督。
<商品開発者として>⇒ カブキグラス誕生秘話
【好きなジャンル】
「海賊」「ドン・キホーテ」「椿姫」「カルメン」「セビリアの理髪師」「レ・ミゼラブル」「大相撲」「野球」